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アン・ハサウェイに圧倒される。レ・ミゼラブルレビュー

※このレビューは副支配人の杉本穂高が2013年9月15日に個人ブログで書いた内容を一部改稿して転載したものです。

噂に違わぬ素晴らしい作品でした

内容は原作にかなり忠実です。ビッグバジェットの映画ならではのスケール感は冒頭の奴隷が船を引くシーンでもいきなり明らか。映画で撮ることの意味をここで思い知らせているというか、なんというか。そして、ローアングルで下を見下げるラッセル・クロウ演じるジャベールの迫力。この映画、何度か彼のローアングルカットが出てきます。
なんという迫力ある、見下げる目線なのだ、と感嘆する。不遜さと威厳の入り交じった絶妙なカットですね、あれは。最後飛び降りるとこは逆にハイアングルで撮ってるわけだが。

主役のヒュー・ジャックマンも素晴らしいです。パン一個を妹のために盗んだ罪のために奴隷として投獄され、仮釈放の最中に神父の献身的な姿勢に打たれ、過去を捨て、正しくいきることを自らに課す男。正体を隠して得た地位も捨てることに葛藤し、全人生をかけて育てたコゼットを嫁にやる寂しさにも後ろ髪ひかれながらも、献身的に愛を貫く。彼の目力の意志の強さ。ナイスキャスティグです。

そして、アン・ハサウェイは圧巻の一言。出番は少ないが全てを持って行く。彼女はなぜあんなに歌がうまいのだ。大変素晴らしいキャリアの詰み方をしているな。ラブコメの女王の地位もシリアスな芝居もこれだけできて、ダークナイトでアクションといいケツまで披露して、こんどはこれだけの美声まで。天は彼女に何物まで与えるつもりだ。

映画ならではの迫力と迫真の演技と歌の絶妙なマッチング。全編歌で構成されたミュージカルの芸をこころよくまで楽しめます。

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